栗山町へ来ました〜!(1日目)
はじめまして。
私はキッシュのランチプレート
(950円)を注文しましたよ。
かぼちゃのポタージュとか
とろっと濃厚で甘かった♡
キッシュの生地もサクサクしていて
小さいおにぎりまでついていて
ハッピーでした。
古き良きお屋敷「小林家」 〜おかわり編〜
どうも、前川です。
ゆるゆる更新してましたが、これにて最終回です。
クリエイティブステイの最終日、わたしはどうしても行きたかった場所に行きました。
そう、「小林家」です。
数日前にお屋敷の見学をさせていただいたものの、実はまだ気になるものがあったのです。
それは、甘味です。
甘酒しるこが定番らしいのですが、「甘酒あふぉがーど」というなにやら豪華なメニューがすごーく気になっていました。バニラアイスに、熱々の甘酒をかけて食べられるんですって。
というわけで、急ぎ足で小林家へGO。
この日は猛吹雪だったのですが、日曜だったこともありお店は満員。
席に着くと、卓上の豪華絢爛なメニューや可愛らしいこたつの布団に目がいきました。
お古の着物で作っているのでいい味を出してます。
さて、お目当ての甘酒あふぉがーどはというと・・・
なんて華やかなの!
そしてあまりの可愛らしさに飛び上がってしまいそうになったのが、こちらの昆布の佃煮。
なんとおばあちゃんの手作り(※現社長のお母さま)だそう。丁寧に煮込んでひとつひとつひょうたん型にくり抜いたのだと思うと、なんだかほっこりします。
では実食。
甘酒をアイスに注ぎ入れます。
甘酒の風味とアイスのミルク感が合わさって、まったり幸せな甘さがお口いっぱいに広がります。
ちなみに、一気に注いでも少しずつ注いでも、そのまま飲んでもおすすめとのこと。
コーンフレークや最中、白玉にあんこと具沢山なので、ときどき昆布茶を飲んだり(これがまた塩気が効いてて美味しい!)、昆布の佃煮でお口直ししたりとゆっくりと堪能しました。
写真はうれしそうなわたしの図。相席になったお客さんが記念にと撮ってくれたのでした。
ごちそうさまでした!
そしてお土産タイム。
密かに狙っていた、着物をリメイクしたワンピースをゲット。
現社長である千栄子さんが作ったもので、どれも柄を生かしてシンプルなデザインに仕立てられています。なんとこれ、全部広げると長方形になるんだから。
柄がとっても素敵なのよ。
これを共布のベルトでウエストマークすると、こんな着こなしに。
身幅がゆったりとしているので、思いっきりウエストを絞ってブラウジングしてます。
そのまま着ればエレガントになりそうだけど、膝丈にしたからちょっと可憐な感じになったかな?
お気に入りなので、これからいっぱい着ていこうと思います。
他にも何着もあって選ぶのが楽しかったので、着物好きの女子におすすめです!
クリエイティブステイを終えて
今回クリエイティブステイを体験してみて、7日間があっという間に過ぎてしまったように感じました。
このショートステイプログラムはクリエイター向けとのことだったので、当初は工房に引きこもってものづくりして、ちょこっと観光すれば満足かな?と思っていました。
しかし、実際に滞在してみると、工房のほかに魅力的なものがたくさんありました。
商店街の街並み(看板に注目!かわいいキャラクターがいます)、おもしろ野菜やお惣菜を売っている直売所、レトロなお店(小林家以外にも気になるお店がちらほら…)、そしてなにより町の方々があったかい。
役場の方々はもちろん、お店の方、工房を利用している作家さん、クリエイターズマーケットに出品している作家さん、ここにいる皆があったかい。人間味に溢れてて、話しててすごくほっとするし、ずっとおしゃべりしたくなる感じ。
一日一日が過ぎていくたびに、帰るのが惜しくなっていったのを覚えています。
今回はものづくりに必死でしたが、もっと滞在して、もっといろんなお店や、町おこしで作った施設やコミュニティにお邪魔したかったなと。そして、春~秋に行ったならば、町の動物園に行ったり、山に行ったり、市街地だけじゃなくもっと自然を満喫したいなと。
わたしは7日間もいたのに、町全体の魅力の1割くらいしか知らないんじゃないかしら?とふと気づきました。(小林家だけは充分に満喫しましたが…笑)
これだけ滞在して、1割で満足するなんてもったいない!
またいつか、日帰り旅行ではなくて、短期滞在、いや長期滞在として町に戻ってきたい。
そう思えた、充実した7日間でした。
UVプリンターを使ってトートバッグをつくる ~縫製編~
どうも、前川です。
お待たせしました。トートバッグづくり、いよいよ完結編です。
今回UVプリンターは登場しませんが、お裁縫初心者の方でもバッグがつくれるように、縫い方を丁寧に説明します。
ちなみに、使用した生地は11号帆布という、帆布のなかでもやや薄めのものです。ミシン針とミシン糸は中厚地用の14号を使用しています。
前回印刷した布を、バッグ本体の生地に縫い付けていきます。
額縁のフチを油性マーカーで塗りつぶして、縫い付けたときに色がなじむようにします。
ちなみに、ロゴはバッグ本体の生地に直接印刷してあります。
マチ針で留めたら、端を内側に織り込んでキワを縫っていきます。
チクチクチクチク・・・
縫い終わったら裁断して、布端を裁ち目かがりで処理します。
持ち手部分を裁断し、アイロンでクセをつけてから端から1~2mmを縫います。このとき、ステンレス定規を使うとまっすぐ綺麗にアイロンをかけることができます。
生地を中表にして半分に折り、両サイドの端から10mmのところを縫います。
マチのL字の部分は、このように辺を合わせて縫います。
持ち手をつけていきます。持ち手と本体の端を合わせて、端から5mmのところを縫って固定します。本体の折り込む部分には、あらかじめ印をつけておきます。
布端を内側に織り込んだら、マチ針で固定して端から1~2mmを縫います。このとき、持ち手がズレないように注意して留めます。
バッグ内側の折り返し部分を縫います。ここが最も厚みが出る部分なので、余分なところは切り落とします(次の写真を見ると、どこを切るべきかなんとなくおわかりいただけると思います)。
端から1~2mmを縫います。繰り返しますが、最も厚みがある部分なので最も遅い速度にして慎重に縫い進めます。そうでないと、ミシン針が折れてしまいます。縫い目の長さも通常より1段階長めにすると良いです(先ほど縫った部分も、縫い目を長めにして合わせています)。
これでほぼ完成ですが、最後に大事なポイントがあります。持ち手の補強です。
このようにバツ字に縫うことで、持ち手にかかる負荷が分散されて強度が増します。
これでようやく完成です!
帆布なので、本やノートパソコンを入れても大丈夫。
可愛くて実用的なバッグができました。
工房を使ってみて、思ったこと
当初は販売する商品をつくる予定でしたが、思いの外うまくいかないことが多く、短期間で販売できるクオリティのものをつくるのは困難でした。
しかし、印刷にはたった3日間しか日数を要していません。
まったくUVプリンターを使ったことのなかった私でも、この期間で様々なことが検証できました。
今回わかったこと
- UVインクは半透明であるため、吸水性のある布に印刷した場合は色合いが薄くなる。
→そのため、黒・深い色・暗い色は再現が難しい。 - 黒い布に白インクで下地を作る場合は、最低でも2回は印刷しないと透ける。
→その場合、3回以上印刷しても透け感は変わらない。 - 黒い布に白インクで下地を作ったとしても、黒に近い色を印刷することはできない。
※Roland社製のUVプリンター・インクを使って布に印刷した場合
商品をつくることはできませんでしたが、これだけのことがわかったのですから、試作としては充分なものづくりができたと感じました。
また使用する機会があれば、今度は皮革に印刷してみようかな?と考えています。
「布にこだわらないで、異素材を使ってみてもいいんじゃない?」
工房でご一緒した作家さんから、そうアドバイスをいただいたからです。
一人で作ろうとすると視野が狭まってしまいますが、他の作家さんに意見をもらえば、アイディアは無限大に広がります。
これから何かものづくりを始めようと思っている方は、くりやまクリエイターズマーケットに出品されている作家さんに、思い切って意見を聞いてみるのもいいかもしれません。
以上、「UVプリンターでトートバッグをつくる」レポートでした。
UVプリンターを使ってトートバッグをつくる ~テストという名の本番印刷編~
どうも、前川です。
お待たせしました。トートバッグづくりの続編です。
これまでの結果から、黒い布に、黒に近い色を印刷することはできないことがわかったので、白い布でならこの色が再現できるのかをテストしました。
まず、デフォルトの状態でCMYKを1回出してみました。
黒い布でテストしたときよりは鮮明になりましたが、
やっぱり色が薄い印象。
そこで、レベル補正をしてできる限りデータの色を再現してみました。
何回か試した結果がこちらです。
左から、
① C:0 M:0 Y:0 K:0 コントラスト:0 明るさ:0
※デフォルトの状態
② C:5 M:3 Y:3 K:1 コントラスト:0 明るさ:0
③ C:5 M:3 Y:3 K:1 コントラスト:0 明るさ:0
※印刷データ(pdf)側で色調補正
④ 写真:C:5 M:3 Y:3 K:1 コントラスト:0 明るさ:0
額縁:C:1 M:0 Y:3 K:1 コントラスト:2 明るさ:0
※パーツごとにデータを分ける
②は全体的に濃くした結果。
③はプリンター設定ではなくデータ側で色調補正を試みましたが、失敗(②との差ががわからない)。
④では、プリンター設定で全体の色を変えると、たとえば「赤くしたくない部分が赤くなってしまう」現象が起こってしまうので、パーツごとにデータを分けてそれぞれレベル補正をかけました。(③の額縁は赤みが強いが、④の額縁は青みがある。)
これが一番再現性の高い結果となりましたので、この④の布をつかってバッグをつくります。
***補足***
布を印刷台にセッティングする方法について補足です。
印刷台は約335×310mm、印刷可能範囲は305×280mmなので、
ベニヤ合板を同じサイズ(中心合わせ)でくり抜き、台と枠をつくります。
これらがしなったり歪んではいけないので、ベニヤ合板は9mmと厚めのものにしました。切断にはレーザー加工機を使用しています。
この台に両面テープをつかい、布をシワなく貼り付けます。
印刷台に枠とともにセットしたら、マスキングテープでがっちり固定します。
布の端にも貼るのをお忘れなく。でないと、ノズルが引っかかってインクがついてしまいます。
布が大きくはみ出す場合は、布をまるめて印刷台の下に収まるようマスキングテープで固定すればOK。
以上の方法で、布にきれいに印刷することが可能です。
********
次回、いよいよバッグの縫製編です。
くりやまクリエイターズマーケットにようやく行けた編
滞在7日目、前川です。
今日もあれよあれよという間に時間が過ぎ、気づけば実家のソファでうとうとしています。
さびしいことに、もう7日間のステイが終わってしまったのです。
わたしはこれまで制作に夢中になり過ぎて、完全に工房と宿の引きこもりと化していました・・・
しかし、幸いなことに滞在6日目は「くりやまクリエイターズマーケット」で作家さんたちの交流会が開催されるとのことで、合わせてお店番も体験することになりました。
当日マーケットに行くと、そこはあたたかみのある空気感に包まれていてなんだかほっとする気持ちになりました。「くりやま」らしい茶色を基調に、自然素材をつかった落ち着きある店内。買い物の後はコーヒーやお茶を飲んでゆっくりできるようです。
商品は壁一面に並んでおり、その個性豊かな作品の数々に驚かされました。
思わず触りたくなるもの、愛らしいもの、勉強になるもの、中にはちょっとギョッとするものもあったりして・・・
何で作るかも人それぞれ、表現も個性も人それぞれ。
このマーケットは、自分は作らないけれどハンドメイドのものが好き、というひとも楽しめるし、作家さんはここにくると新しいアイディアが湧いてくるかもしれない。
お客さんによっていろんな楽しみ方ができそうな空間でした。
作家さんとの交流会では、セレクトショップを運営されているプロの方に来ていただき、接客の仕方や写真の撮り方、そのほかたくさんのアドバイスをいただきました。
わたしももうすぐネットショップを開きたいと思っていたところだったので、学んだことをいかしてお客さんに満足してもらえて自分も納得できるお店作りがしたいなと思いました。
おまけ。
最後に、お店でわたしがツボだったものをご紹介。
ひとつめ。オオムラサキ(蝶々)のキャラクター、「大村さん」。
小指の先ほどのちいさなフィギュアは、店内に8~9個隠されているそうですよ。
ふたつめ。
お会計の栗のトレイ。おいしそうな色や質感がたまらない!
みっつめ。
栗クッション。
お子さん連れでも楽しめるよう、キッズスペースがあるマーケット。おもちゃもたくさん用意しています。そのすぐそばに置かれていたこのクッション・・・
おとなでも飛びついてしまうくらいかわいい!
ほかにも、栗山町にちなんだアイテムがたくさんあるかも・・・?
遊び心のあるマーケットなので、定期的に遊びにきたくなりますね!