くりやまクリエイティブステイ

移住体験ショートステイプログラム「くりやまクリエイティブステイ」参加者の生活の様子をご紹介するブログです。

くりやまクリエイターズマーケットにようやく行けた編

 

 

滞在7日目、前川です。

 

今日もあれよあれよという間に時間が過ぎ、気づけば実家のソファでうとうとしています。

さびしいことに、もう7日間のステイが終わってしまったのです。

 

 

 

わたしはこれまで制作に夢中になり過ぎて、完全に工房と宿の引きこもりと化していました・・・

 

しかし、幸いなことに滞在6日目は「くりやまクリエイターズマーケット」で作家さんたちの交流会が開催されるとのことで、合わせてお店番も体験することになりました。

 

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当日マーケットに行くと、そこはあたたかみのある空気感に包まれていてなんだかほっとする気持ちになりました。「くりやま」らしい茶色を基調に、自然素材をつかった落ち着きある店内。買い物の後はコーヒーやお茶を飲んでゆっくりできるようです。

 

「栗山町」の看板

 

 

商品は壁一面に並んでおり、その個性豊かな作品の数々に驚かされました。

 

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思わず触りたくなるもの、愛らしいもの、勉強になるもの、中にはちょっとギョッとするものもあったりして・・・

 

くりぼうし

栗山12色

栗山12色

 

毛糸

クラフトバンド

 

何で作るかも人それぞれ、表現も個性も人それぞれ。

 

このマーケットは、自分は作らないけれどハンドメイドのものが好き、というひとも楽しめるし、作家さんはここにくると新しいアイディアが湧いてくるかもしれない。

 

お客さんによっていろんな楽しみ方ができそうな空間でした。

 

 

 

 

 

 

作家さんとの交流会では、セレクトショップを運営されているプロの方に来ていただき、接客の仕方写真の撮り方、そのほかたくさんのアドバイスをいただきました。

 

わたしももうすぐネットショップを開きたいと思っていたところだったので、学んだことをいかしてお客さんに満足してもらえて自分も納得できるお店作りがしたいなと思いました。

 

 

 

 

 

おまけ。

 

最後に、お店でわたしがツボだったものをご紹介。

 

ひとつめ。オオムラサキ(蝶々)のキャラクター、「大村さん」

小指の先ほどのちいさなフィギュアは、店内に8~9個隠されているそうですよ。

 

「大村さん」



 

 

ふたつめ。

 

お会計の栗のトレイ。おいしそうな色や質感がたまらない!

 

会計トレイ



 

みっつめ。

 

栗クッション。

 

栗のクッション

 

お子さん連れでも楽しめるよう、キッズスペースがあるマーケット。おもちゃもたくさん用意しています。そのすぐそばに置かれていたこのクッション・・・

 

おとなでも飛びついてしまうくらいかわいい!

 

 

ほかにも、栗山町にちなんだアイテムがたくさんあるかも・・・?

遊び心のあるマーケットなので、定期的に遊びにきたくなりますね!

 

 

UVプリンターでトートバッグをつくる ~本番印刷編~

 

滞在6日目、前川です。

  

お待たせしました。トートバッグづくりの続きです。

 

 

前回テスト印刷をして、黒い布に印刷するには、白インクは最低でも2回は重ねた方がいいとわかりました。これだけでも大きな進歩。しかし今回のステイは7日間しかないので、とっとと本番データで印刷することにしました。

 

本番データ

本番データ



 

まずは白インクで下地づくり。2回印刷してもまだ透けて見えるので、3回、4回と重ねました。その結果、3回以上になると何回重ねても変わらないことが判明。

 

白インクを4回印刷した結果

白インクを4回印刷した結果

 

 

パッと見は真っ白なキャンバスのできあがり。いい感じに見えます。

 

さて、いよいよCMYKインクで印刷です。よし、これで出来上がりだ・・・

 

 

CMYK印刷の結果

 

 

 

あれ、印刷データおかしかったのかな。なんで白いのかな。

 

 

 

いえいえ、データのせいではありません。幸いなことに、工房の常連さんの付き添いのもと作業していたので、すぐに衝撃の事実が判明しました。

 

 

そもそもこのデータの色合い(深い色・暗い色・黒)は印刷が難しい

たとえレーザープリンターだとしても出せない色でした(おそらくインクジェットプリンターの染料インクなら近い色が出せると思いますが、ほぼ印刷会社に頼むしかありません)。

 

そして、Roland社のUVインクは半透明なため、なおさらこの色の再現が難しい

 

まさかの最悪のコンボ。

 

 

ダメ元で、CMYK2回目を印刷して深い色合いになるか試すことにしました。

それと同時に、CMYKそれぞれのインクの濃さ(レベル)を調整してみました

 

 

 

全体的に色みがなく、特に青っぽさが出ていないので勘を頼りに値を決めます。

レベル補正

レベル補正



 

そして仕上がりはこうなりました。

 

 

CMYK2回目の結果

CMYK2回目

 

色味はあざやかになったけど、なぜか黒い背景が白くなり、ノイズっぽさが出る。

 

 

そう、白インク下地に深い色を重ねすぎると、白インクが浮いてくるのです。

 

 

結論。

 

黒い布に、黒に近い色を印刷することはできない

 

 

何日もかけて、ようやくひとつ大きなことがわかりました。

 

 

 

しかし、悔しさを覚えた前川は、白い布でならこの色が再現できるのかをテストすることにしたのでした。

 

 

(続く)

古き良き文化財「小林家」の見学 〜後編〜

 

滞在5日目、前川です。

 

 

「小林家」レポの続きをお送りします。

 

 

この邸宅には明治時代からの調度品がそのまま残されているわけですが、わたしが一番感動したものは大きな一枚の布でした。

 

「千枚の布」

 

この鮮やかな色面は、まるでコラージュのように複数の布が縫い合わされています。

 

その名も「千枚の布」。

 

これは、2代目の妻・チノさんが大切にしていた着物でできているそうです。

 

「千枚の布」アップ

「千枚の布」アップ

 

小林酒造は2代目の頃が最も栄えていたそうなのですが、チノさんは贅沢をしませんでした。着物に穴があいたり破れたりしても、丁寧に繕って大事に着続けたといいます。それでもだめになってしまったものは、まだ使える部分を切って、直し物に使えるように取っておく。

 

今の時代はなんでもすぐに捨ててしまうので、その慎ましい心には考えさせられるものがあります。

 

それから30年が過ぎ、この布切れが家の奥から見つかりました。そして嫁である榮子さんがつなぎあわせ、今の形になったのだといいます。

 

これらの話は、そのまた娘である「守りびと」・千栄子さんに解説していただきました。

 

おばあさまの精神と大切にしていたものが受け継がれていく様に、心を打たれた一日でした。

UVプリンターでトートバッグをつくる 〜テスト印刷編〜


滞在4日目、前川です。

 

前回の続き。

 

UVプリンターをつかった印刷、いよいよ実践です。

 

トートバッグは白・ワイン・黒(本当は限りなく黒に近い紺色ですが・・・)の3色をつくる予定。

 

 

デザインは白インク印刷をする前提なので、

この中で白インクの乗りが一番わかりやすい布からテストします。

 

そう、黒色です

 

 

まずはこのロゴをテスト印刷してみます。

デザインデータ

 

 

 

白インクで印刷したい部分は、イラストレーターのスウォッチで特色にしなければなりません。

 

ところが、わたしのデザインデータはPhotoshopで作られたラスターデータ。

そこで、Illustratorの画像トレースをつかってベクターしました

 

画像トレース

しきい値を調整してできる限りオリジナルに近い精細なパスにします。

 

 

 

パスを指定の特色にしたら、いざ印刷。

 

白インクの印刷データ

 

ところが、結果はこうなりました。

テスト印刷の結果

 

う〜ん、なんか違くない?

 

先ほどのデータは一見すると問題ないようですが、特色を使っていない白ベタのパスがありました。これのせいでいたるところが塗りつぶしに…

 

データの作成ミス

余分なパスを削除して再チャレンジすると、画面通りに印刷されました。 

 

 

でも、インクが薄いのが気になりました。

 

UVインクって意外とサラサラした仕上がりになるんですね。

てっきりUVレジンみたいにぷりっと厚盛りになるんだと思ってました。

 

 

インクが薄かったので、もう一度上から印刷してみます。

 

色々試した結果がこちら。 

テスト印刷の結果

 

1段目が、白インク1回 + CMYKインク1回

2段目が、白インク1回

3段目が、白インク2回 の結果です。

 

う~ん、どうしても布の色が透けてしまう。

白インクは最低でも2回は重ねた方がよさそうです。

 

 

 

 

次回、本番データで実践です。

 

 

 

***あとで知ったことですが、Roland社のUVインクは半透明だそうです。***

(不透明なインクを製造しているメーカーもあるとのこと。)

 

 

 

UVプリンターでトートバッグをつくる 〜裁断編〜

 

今日で滞在3日目。前川です。

 

 

いよいよトートバッグの制作に入りました。

 

まずは方眼紙を使って型紙づくり。

自分の手持ちのバッグをもとに形を決めました。

 

トートバッグの型紙

 

A4がすっぽりおさまるサイズです。

 

 

 

MDFボードを並べて、でっかいアイロン台を用意。

 

即席アイロン台

バッグを作るのにアイロン台を忘れたなんて、口が裂けても言えない。あってよかった100均。ありがとう世の中。

 

アイロンをかけたら型紙を重ね、おもりになるものを置きます。

 

アイロンがけ

型紙を重ねた布

 

 

チャコ(チョーク)を使って印をつけます。

 

チャコで印をつけた布



描いた通りに裁断するのは、UVプリンターでの印刷が済んでからにします。

 

なぜなら、UVプリンターを使うのははじめてで、印刷位置がズレる可能性があるから。そのため、まずはひとまわりもふた回りも大きく粗切りします。

 

 

さて、これでようやく布の用意ができました。

 

 

次回、いよいよ印刷の実践です。