くりやまクリエイティブステイ

移住体験ショートステイプログラム「くりやまクリエイティブステイ」参加者の生活の様子をご紹介するブログです。

開拓の原野

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12月7日
春のような暖かさだった日中とはうって変わって、肺が澄むような冷え込み

暁がかった色にナイフリッジのような美しさと鋭さを持つ三日月が、対岸の葉が落ちた大きな冬木にかかって、夜が夜になる


明日のあさひ工房での作品作りのために近くのホームセンターで買い出しの帰りに道で今日一日を回想

 

 

今日は10時に家を出て開拓資料館に歩いて行きました
早朝は雲に覆われていて空も回復して春の陽気
お散歩には最高の天気になってきた

 

 

途中のコメリで明日の工作の材料探しをした後
この前行っておいしかった、値ごろ市で昼ごはんをいただく

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このトマトジュースとお味噌が激うま

東京からはるばるここまでやってきた茄子達とのコラボ、味噌焼き茄子と味噌汁が最高

 

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味噌焼き茄子

 

休日しか定食はやっていないみたいなので、ピザを注文

美味しく頂いちゃいました!

 

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ジャガイモのピザ

 

 

 

 


値ごろ市から歩いて30分ほどで開拓記念館に到着

開拓に使われた道具や資料、歴史がよくわかる記念館でこれから原野に家を建てようとしている僕たちにとってはなかなか興味深いところでした。

 

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開拓に使っていた道具

 

そして外には開拓の中心人物 泉麟太郎の当時からの家が残されており、自然環境の厳しい北海道において木造の建築物は大変貴重なものだそうで、家づくりの参考にくまなく見て回りました。

 

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泉麟太郎のお家

 

泉麟太郎は宮城の角田から同志と共に北海道の地に渡るが、戊辰戦争明治維新など動乱の時代を経て、政府から払い下げされたアノロ原野(現在の栗山町を含む一帯)に13日かけてまだ道のない山・川・原野を超えてたどり着いた

ここ一帯の開拓の始まりとなった角田地区は故郷の地と同じ名前をつけた旧角田村がもとになっている

 

むらをつくり始めてから3年後になるまで米がとれなかったという記述をみて

びっくり!

 

それでも角田村の開発のスピードはほかの開拓地域に比べて進んでいたようなので、

食べるものもままならない中この寒さの冬を乗り越えたことを考えると、開拓民ともともと暮らしていたアイヌの人々は何ともたくましいと感じ、その文化・営み・知恵をさらに知っていきたいと感じた

 

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アイヌの人々にとって様々なスピリチュアル的意味をもった、宝  鍬形

 

 

帰りは寒かったのでバスに乗って行こうという話になりバス停でバスを待っていたが、バスはバス停を通過、おーい手を振ったのが効いて、20メートルほど先でバスが停車。

乗れてよかったねーと話しているとバスの運転手さんが「見えなかったわぁ」と笑っていた 笑笑

 

 

家の帰り道夕日がきれいだったので1枚パシャリ

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ポンウエンベツ川からの一枚

 


明日の工作に備えて今日こそは早めに寝ます!
おやすみなさい🌙